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多目的ホールと専門劇場



「多目的ホール」とは、演劇や音楽などのエンターテインメントの催しに使える一方で、式典や集会などさまざまな用途に対応できるように作られた施設です。昔の「公会堂」と呼ばれた施設に該当します。

多目的ホールの建設ラッシュと現状

多目的ホールの建設ラッシュと現状

1955~72年の日本の高度経済成長期に全国各地で盛んに建設が始まった公共の会館やホールは、その大半がこの多目的ホールでした。景気が良かったのはもちろん、建設の際に国から多額の補助金が受けられるため、市民会館などの「公共文化施設」は市区町村立を中心に増え続け、「ホール建設ラッシュ」といわれる時期が続きました。1990年代初頭には2千数百館を、2000年代初めには2,500館を超え、長きに渡って地域の人々に親しまれました。

しかし、その後は増加傾向も鈍化。近年では、収支が黒字という公共文化施設はごく一部だけで、施設の老朽化や利用者の減少による収益の悪化、自治体の財政難による赤字経営などを理由に休館・閉館する施設が増えているのが実状です。現在は、こういった公共の多目的ホールを地域の中でどのように活用していくかが課題にもなっています。

多目的ホールから専門劇場の必要性へ

多目的ホールから専門劇場の必要性へ

多目的ホールは多彩な用途に使えるという一方で、設備や演出効果が不充分であり、個別の目的に対応する専門性には欠けていました。芸術愛好家や演劇、音楽などの専門家がよりよい鑑賞環境を求めるようになり、使用目的を限定した会館が建設されるようになりました。専門劇場、専門ホールの誕生です。現在では全国各地に豪華な芸術劇場があり、有名な音楽家や演出家と共同でさまざまな興行を企画している劇場も数多くあります。ここでは、専門劇場の種類と特徴を少し取り上げてみます。

・コンサートホール

音楽専用劇場やコンサートホールでは「聴く」ことを目的として設計されます。観客が最良質の音を聴くことができるように、空間や音響などの設計・設備が工夫されています。オープン・ステージ形式の舞台が多く、緞帳などの幕類はありません。

・オペラ劇場

プロセニアム形式の舞台で、緞帳やオペラカーテンなどの舞台幕が存在します。典型的なオペラ劇場は、主舞台の両側に広い側舞台(上手側舞台と下手側舞台)が、後方に奥舞台が、主舞台の手前には音楽演奏スペースのオーケストラピットがあります。この四面舞台を持つ日本初のオペラ・バレエ専門劇場は、新国立劇場内のオペラ劇場です。

・演劇劇場

「劇団四季」専用劇場や宝塚大劇場のようなミュージカル対応の大きな専用劇場のほか、客席が百席前後の小劇場が日本にはたくさんあります。舞台と客席の距離が近く、臨場感と一体感に包まれるのが特徴です。

その他、歌舞伎座や能楽堂、文楽劇場、お笑い専用劇場などがあります。