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劇場・ホール・会館の椅子の技術



エンターテインメントを楽しむ際に、劇場やホールの椅子の快適性は大変重要なポイントとなるでしょう。現代では、座り心地はもちろん、デザイン性や可変駆動機能も重視されており、客席全体と舞台が作り出す劇場空間そのものの付加価値も椅子の開発に考慮されています。ここでは、劇場やホールの椅子の技術について見ていきましょう。

可動式客席で多彩な空間づくりに対応する

可動式客席で多彩な空間づくりに対応する

移動観覧席や可動式劇場椅子で、手間をかけずさまざまな用途・演目に活用できる空間づくりが可能です。

可変劇場椅子

可動床とともに構成された椅子で、客席の勾配を自由に設定できたり、客席が1列ごとに上下に可動したりするシステムなどがあり、フレキシブルな空間づくりができます。

移動観覧席

多目的ホールや体育館で重宝します。人手を掛けずにリモートスイッチで簡単に観客席を移動させ設置、フラットにも段差をつけた状態にも対応します。

こだわりのカラーやデザインに対応する

地域の特色、施設のゆかりのモチーフなどを取り入れ、自由にデザインできるのも現代のホールの椅子技術の特徴です。例えば、伝統芸能の劇場であれば、日本人に親しみのある桜の花モチーフを座面の張地に取り入れたり、輪島塗を骨組みに施すなどで文化や地域特色を魅せることができます。地元の天然木や地場産業の織物などを素材に使っている施設もあります。専門劇場であれば、演目をイメージする意匠を取り入れることで、室内に入った瞬間から演目の魅力を堪能できることでしょう。室内空間の大半を占める客席ですから、見た目から観客の心を惹き付けることができます。

空調機能のついた椅子で省エネ!

椅子の背もたれに空調の吹き出し口を付けるなど、空調付きの椅子も注目されています。人がいる箇所だけを稼働できるので、大空間全体を大きなエネルギーで空調せずに少ないエネルギーで効果的な空調を行うことができます。風が観客に直接当たらないように設計されているので天井からの偏った風とは違い、不快な気流を起こさないのが特徴です。

長時間座っても疲れない、快適さの追究

「椅子の快適さ」は座面・背面のクッションの当たりや厚さ、硬さのような「体感する快適さ」と、椅子の間口や奥行き、足元の広さのような「個人的空間のゆとり」の組み合わせによって生まれます。この快適さを追究するために劇場椅子製作の業界では日々さまざまな開発が進められています。代表的なポイントは以下です。

劇場椅子業界で進められる開発

  • 身体の形状に合った3Dカーブの立体的形状
  • サポート性とフィット感のある背もたれ
  • 最大限に広い座幅と奥行き
  • 長時間の座り姿勢を安定させる座面のクッション

そのほか、ドリンクホルダーはもちろん、小さなテーブルや傘立て、手荷物用フックなどが付いた椅子も映画館や劇場、ホールで見られるようになりました。アイデアひとつで快適性はグンとアップします。

音の残響に影響しない吸音性にこだわる

最適な残響、音反射は劇場やホールの要です。ですので、室内空間の大半を占める椅子には、それらの音響設計を邪魔しない、または適切にフォローする素材や設計が求められます。例えば、張地のない木製の椅子を使うと、それらが音の成分を反射して不必要な反射音が出てしまうようです。材質や形状によって反射する音の帯域も違うので、椅子の設計ではこういった不要因は省くべきとされています。代表的なモケット張りの座面・背面は吸音材となるので反射音を防ぐ効果が高く、また、光沢に富んでいて触感もよく、摩擦にも強いので、劇場や乗物の椅子の張地によく取り入れられています。