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岸田國士戯曲賞、菊田一夫演劇賞



演劇・戯曲関係の出版を活発に行なう出版社、白水社が主催する戯曲賞「岸田國士戯曲賞」と、日本におけるミュージカルの創始者とも言える菊田一夫を称えて創設された「菊田一夫演劇賞」についてご紹介します。

岸田國士戯曲賞

岸田國士戯曲賞

劇作・小説・評論・演出家として活躍し、1954年に亡くなった岸田國士(くにお)の功績を讃えて、若手劇作家の育成を目的に1955年、「新劇戯曲賞」として設立、1979年に「岸田國士戯曲賞」と改称されました。

新人作家の登竜門と言われますが、ベテラン作家の受賞も多数。「演劇界の芥川賞」と称されるほど評価とステータスがある賞で、岸田戯曲賞受賞は演劇人にとって大きなニュースとなっています。

選考対象は、1年の間に雑誌か単行本で活字となって発表された作品。ただし、上演舞台で画期的な成果をあげた戯曲は、選考委員の推薦で選考の対象とされます。

2012年の選考委員は岩松了、岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、野田秀樹、松尾スズキ、松田正隆、宮沢章夫。8作品が最終候補に残り、赤堀雅秋「一丁目ぞめき」、岩井秀人「ある女」に受賞が決まりました。

過去には別役実、秋浜悟史、唐十郎、佐藤真、井上ひさし、つかこうへい、竹内銃一郎、北村想ら演劇の歴史に残す作家、野田秀樹、岩松了、横内謙介、松尾スズキ、鄭義信、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、永井愛、三谷幸喜、中島かずき、倉持裕、宮藤官九郎ら錚々たる面々、近年では気鋭の三浦大輔、本谷有希子、蓬莱竜太も受賞しています。

菊田一夫演劇賞

菊田一夫演劇賞

東宝に所属して「放浪記」など大ヒット作を世に残し、ミュージカルを日本に定着させた菊田一夫。その業績を永く伝えるとともに、演劇の発展を願って大衆演劇の功労者を表彰する賞です。第一回は1975年、授賞式は故人の命日である4月に開催されます。選考は、その年4月1日から翌年3月31日まで東京で上演された演劇作品から、「菊田一夫演劇賞選考委員会」によって行なわれます。

部門は演劇大賞、演劇賞、特別賞。受賞の歴史には、一時代を築いた大女優、名俳優が名を連ねています。森繁久彌、十朱幸代、水谷良重、藤間紫、長谷川一夫、草笛光子、倍賞千恵子、森光子、奈良岡朋子、山田五十鈴、池内淳子、八千草薫、京マチ子、乙羽信子、佐久間良子、大地真央、新珠三千代、波乃久里子、三田和代、市村正親、鳳蘭、松本幸四郎、浅丘ルリ子、麻実れい、松平健、山口祐一郎、大竹しのぶなど。大劇場での大型作品を数多く製作する東宝から生まれた賞だけに、受賞者もスケール感が漂います。俳優だけでなく秋元松代、蜷川幸雄、岩谷時子、小池修一郎、野田秀樹、三谷幸喜など劇作家・演出家、作詞・翻訳家、また宝塚歌劇団や劇団四季、数々のヒット舞台の製作スタッフ一同も賞が贈られています。2013年の大賞受賞者は、藤山直美と高畑淳子、演劇賞は安蘭けい、加藤健一、坂本真綾、舞台美術の松井るみ、特別賞は浜木綿子、黒柳徹子。