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マンガを題材にしたミュージカル



演劇の中でもエンタテインメント性の高いミュージカル。作品にもよりますが、歌とダンスと芝居をゴージャスに融合させた舞台は、まさに夢の世界。リアルを超越という点では、マンガと共通点が多く、コミックが原作のミュージカルもたくさん作られています。

マンガとミュージカルは相性ぴったり(!?)

マンガとミュージカルは相性ぴったり(!?)

マンガと融合したミュージカル作品の先駆けは、何と言っても宝塚歌劇団の「ベルサイユのばら」でしょう。1974年の初演から、“オスカルとアンドレ編”“フェルゼンとアントワネット編”など節目ごとに当時のトップスターが幾度も華麗な世界を生みだしています。宝塚歌劇はこのほかにも「源氏物語 あさきゆめみし」や「ブラック・ジャック」など長期連載の漫画を題材にしてヒット作を生み出しています。長期連載と演劇と言えば、天才演劇少女を描いた美内すずえの大人気シリーズ「ガラスの仮面」。蜷川幸雄演出の音楽劇として舞台化されています。

マンガ@ミュージカルの新潮流“テニミュ”

マンガとミュージカル、そこにアイドル的な若きイケメン俳優を加えて、いわゆるブロードウェイ・ミュージカルとは全く違う新しいムーヴメントも確立されています。代表格は、ミュージカル「テニスの王子様」、通称“テニミュ”。週刊少年ジャンプに連載されていた「テニスの王子様」を舞台化したもので、初演は2003年。2010年までの7年間で1stシーズンとして本公演15タイトル、公演楽曲を使ったコンサートも並行して行なわれ、690公演、累計動員数は100万人を突破という人気シリーズとなっています。出演キャストは約150名! 2010年以降は2ndシーズンに突入しました。

再現不可能と言われたテニスの試合をピンスポット照明と打球音、巧みな映像も使って絶妙に表現、際立つキャラクターにキャッチーなセリフ、そこに斬新なダンスを組み合わせて、マンガの世界観を見事立体化させました。キャストは男性のみ、決め手は原作キャラに近いかどうかで、全てオーディションで選ばれています。登場人物とリンクしたキャストは多くの若い女性ファンをつかみ、伊礼彼方や加藤和樹、相葉樹、村井良大ら、数々の人気スターが誕生。テニミュは若手俳優の登竜門とも呼ばれています。

マンガから抜けだしてきたかのようなキャストと、コンサートも並行して行なうという手法で、テニミュキャストはアイドル的人気を確立。ほかの舞台は観たことないけれど、テニミュは必ず観るという熱狂的ファンも多く、シリーズを支えています。また、テニミュ出身者が多く参加するワタナベエンターテインメントの若手俳優集団「D-BOYS」、D-BOYSの関西版「劇団Patch」も人気を呼び、演劇+イケメンという新たな流れを生んでいます。

同様に枢やなのブラックファンタジー「黒執事」もミュージカル化され、2009年と2013年に上演。妖しいキャラクターと独特の世界観が人気を呼んでいます。豪華な大人のエンタメと思われがちなミュージカルですが、このように若い女性ファンに支持された新たな潮流も生まれています。