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舞台やホールのお仕事図鑑:
音楽関係



音楽は聴く人に勇気や希望を与え、ヒット曲はその時代を象徴するものとして後世に語り継がれていきます。そんな「音楽」に関わる仕事に憧れを抱き、興味を持つ人は多いのではないでしょうか。こどもたちを教えるピアノの先生から、ヒット曲の仕掛け人と言われるような人まで、音楽にかかわる仕事は多岐にわたります。ここでは、大勢の人が一堂に会し、好きな音楽を楽しむ「音楽イベント(コンサート、ライブ、演奏会等)」に関わる仕事について主なものをご紹介します。

コンサートプロデューサー

コンサートプロデューサー

プロデューサーとはイベントを企画し、全体の管理を行なうポジションです。音楽関係に限らず、イベントをまとめる立場の人は「コンサートプロデューサー」「プロモーター」「イベンター」などと呼ばれることが多いでしょう。

コンサートプロデューサーは、そのイベント(コンサート)をいつどこで行なうか、といった概要の決定や、チケットの販売、宣伝、かかわる主要スタッフの選定など、イベントの骨組みともいえる重要な部分を決め、実施にむけての準備を進めていきます。プロデューサーのもとで多くのスタッフが仕事を分担し、進めていきます。そのコンサートを予定どおり開催して成功に導き、無事に終了するところまでがひとつの仕事です。

コンサートプロデューサーとして活躍している人の多くは、企画制作会社にアルバイトなどで入ったことからキャリアをスタートさせているようです。その後現場の仕事を経験して知識を増やし、才能や働きが認められて次第に大きな仕事を任されるようになったというケースが多いのだとか。専門学校で勉強して制作会社に就職するというスタートもありますが、それでも現場で一から経験を積んでいかなければならないことは変わりません。

音楽に関する仕事に就くには、「音楽が好き」という思いや、さまざまなジャンルの音楽についての専門知識を持つことが大切です。しかしプロデューサーを務めるには、多くのスタッフを統率する才能や、誰とでも意思疎通をできるコミュニケーションスキル、海外のアーティストにも適応できる語学力なども必要です。音楽にかける情熱や知識はもちろんのこと、「人間力」をも問われるような非常に難しい仕事といえます。

舞台監督

コンサート全体をまとめるのがプロデューサーなら、舞台監督は現場のまとめ役です。音響・照明のスタッフに指示を出し、出演者にふさわしいステージを作り上げることが最大の仕事です。スケジュールの管理などの事務的な仕事から、現場で起こるトラブルへの対処など、監督が現場で判断すべき事柄は多々あり、プロデューサーと同様のコミュニケーションスキルが必要です。

また多くの専門知識も求められます。たとえばオペラの舞台ならば衣裳についての知識、そのオペラの産まれた国の文化も知っておく必要があるでしょう。音響、照明、映像、楽器等々、知識がなければスタッフに指示もできません。よって舞台監督は、音響、照明、舞台美術など、現場の技術的な仕事を長く経験した人である場合が多いようです。

この仕事も制作会社などに所属し、現場の下積みからスタートすることが多いようです。特定のジャンルに精通し、フリー(会社に所属せずに仕事を受けること)で活躍する人もいます。

PA(音響)

舞台上で繰り広げられる歌や演奏を、音響機械をコントロールして観客にベストな状態で届ける仕事がPAです。会場の中程や後ろの方で、たくさんの機械に囲まれて仕事をしている様子は観客席からもよく見えます。

音の聞こえ方は会場の広さや形状、観客の人数などによって大きく変わります。またその音はアーティストの求める音でなければなりません。全国ツアーなど、同様のコンサートが全国各地で行なわれることがありますが、音響調整は会場が変わるとすべて異なるのです。

この仕事も現場で経験を積むことでポジションが上がっていきます。はじめは機器の運搬や片付けなどからはじまります。体力も必要なハードワークです。

照明

舞台上のアーティストを視覚的に演出するのが照明です。音楽に合わせた効果的な照明を考え、実行するのが最大の仕事です。コンサートの規模が大きくなればなるほど、照明の種類も増え、複雑になります。花火や紙吹雪、スモーク、レーザー、映像など、特殊効果を組み合わせることも珍しくありません。やり直しのきかない、責任の大きな仕事です。

イベント関係の他職種と同様、求人を探して就職するというスタートは珍しく、現場でのアルバイトなどから始まるケースがほとんどです。

「現場の経験」がものを言う、音楽イベントの世界

その他にも、舞台美術、衣裳、ヘアメイクなどコンサートにかかわる仕事は多数あります。コンサートの収録や撮影を行なう場合はカメラマンが参加します。機材の搬入、搬出、運搬にも多くの人が必要です。

多くの仕事に共通して言えることは、現場の経験がものを言う、マニュアルの存在しない職人的仕事であるということです。そして大勢の人が力を合わせなければうまく進みませんから、コミュニケーションスキルが必要です。下積み時代は師匠、先輩からの叱咤に耐える我慢強さも求められるでしょう。