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白雲座のご紹介



ここでは、白雲座の歴史や、過去に公演された歌舞伎についてご紹介していきます。

地歌舞伎の典型的な劇場型芝居小屋

白雲座

白雲座は、岐阜県下呂市門和佐にある芝居小屋です。詳細な建造年代については、棟札が欠落しているために定かではありませんが、舞台内部の柱や壁、天井などに書かれた落書きにより、1890年(明治23年)3月27日に舞台開きの興行が行なわれたと推定されています。

言い伝えによると、江戸時代末期にはすでに、露天観光方式の拝殿型舞台として舞台部分がこの場所に建てられており、その後明治期に客席部を増築して落成記念公演が上演されたようです。

奉納芸能として発展した地歌舞伎らしく、白雲座は神社の境内に建てられました。傾斜地に建っているため、正面にはゆとりが少なく、楽屋は下部に設けられています。

建築様式は切妻造り、妻入りで、総ヒノキ造りの典型的な劇場型芝居小屋です。間口約16.8メートル、奥行き約20メートル。また舞台には全国的にも珍しい、人力で動かす直径約5.4メートルのコマ回し方式の回り舞台が設置されている他、両花道、すっぽんを備えています。

国の重要文化財に指定され、地歌舞伎が復活

人々の娯楽の拠点として愛された白雲座でしたが、時代の流れと共に衰退し、一時は旅役者一座による興行が時折行なわれる程度となりました。昭和に入り、戦後に復活の兆しを見せるものの、娯楽の多様化などにより再び地歌舞伎の上演は中断してしまいます。

昭和40年代に入ると白雲座は、企業の倉庫として利用されたり、子どもの遊び場として使われたり、取り壊しの危機にさらされたりしましたが、1978年(昭和53年)に、国の重要有形民俗文化財に指定されたことをきっかけに、地元の人々によって白雲座歌舞伎保存会が結成され、地歌舞伎が復活します。

1978年(昭和53年)からは保存会の会員たちにより、白山神社の祭礼に合わせて、毎年11月2日と3日に定期公演も実施されるようになりました。振付師は市川福升師、太夫・三味線は竹本美功、豊澤順八両氏たちが担当。出演している役者の多くは熱心に稽古を積み、毎年出演をしているため、芸の質の高さには定評があります。

2015年(平成27年)は、岐阜県内各地の地歌舞伎保存団体が協力して毎年開催する「飛騨・美濃歌舞伎大会」を白雲座で開催。11月2・3日には、恒例の第37回白雲座歌舞伎の定期公演が行なわれ、地歌舞伎が改めて注目を集めました。

定期公演で白雲座歌舞伎保存会は「源平魁躑躅(さきがけつつじ)扇屋熊谷」「源平咲分牡丹景清」「絵本太功記」の3題を上演。例年8月下旬から台本読みに入り、10月中旬からは毎日通し稽古に励むなど、熱心に取り組んでいます。また、地元の小学校6年生による子ども歌舞伎も演じられるため、子どもたちも毎年、熱のこもった稽古を積んで舞台に臨んでいるのです。

過去に公演された歌舞伎

2015年(平成27年)

  • 第23回飛騨・美濃歌舞伎大会げろ2015
  • 白雲座歌舞伎定期公演

2014年(平成26年)

  • 白雲座歌舞伎定期公演

2013年(平成25年)

  • 白雲座歌舞伎定期公演

2012年(平成24年)

  • 白雲座歌舞伎定期公演

2011年(平成23年)

  • 白雲座歌舞伎定期公演

2010年(平成22年)

  • 白雲座歌舞伎定期公演

劇場情報

劇場名 白雲座施設情報を見る
所在地 〒509-2424
岐阜県下呂市門和佐字宮洞3322 白山神社境内
連絡先 0576-24-2222(下呂市観光課)
アクセス 中央自動車道・中津川ICから車で約60分
JR高山本線「下呂駅」から市営バス上原線で約25分、「中村バス停」下車徒歩3分
ホームページ http://www.city.gero.lg.jp/kankou/
設備 客席、舞台、回り舞台、花道、すっぽん
座席数 約500席