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明治座(かしも明治座)のご紹介



ここでは、明治座(かしも明治座)の歴史や、過去に公演された歌舞伎についてご紹介していきます。

東濃地方で受け継がれる美濃の地歌舞伎

明治座(かしも明治座)

江戸期から、農民などによる地歌舞伎が盛んに行なわれてきた岐阜県。中でも東濃地方は、中山道をはじめとした主要な街道が通っていたことや、ヒノキなど木材の産地であったことから、幕府による圧制後も尾張藩が民衆の娯楽として黙認していたことなども要因となり、地歌舞伎が民衆の文化として根付いていきました。

特に加子母地区(当時の加子母村)は、伊勢神宮に奉納する木曽ヒノキの産地として知られる地区で、江戸時代から地歌舞伎が盛んに行なわれていました。

明治時代の芝居小屋の姿を残す農村舞台

明治座は1894年(明治27年)、岐阜県中津川市の加子母地区に建てられた芝居小屋。明治座の建設に際しては、地元の有志たちが資金を出し合い、樹齢400年、長さ8間もある巨大な梁材を100人がかりで切り出し、各々の家から板などの材木をかき集めて力を合わせて建てられた手造りの農村舞台です。

間口およそ19.6メートル、奥行き7.8メートル、2階建ての本格的な舞台。花道や仮花道、舞台から3対7の位置にある「七三」と呼ばれるすっぽんや、直径およそ5.5メートルの回り舞台、奈落を備えた伝統的な造りでした。

3枚の引き幕の内1枚は、建築時に地元の娘たちから寄贈された「娘引き幕」と言われる幕が、今もなお残されています。これは、青い生地に短冊やカエデの模様と建設費用を出資した家の屋号、「たけ」「はつ」など娘の名前を染め抜いたポップなデザインです。

他にも、「奈落」と呼ばれる回り舞台の真下では、今でも人力で舞台を回すなど、建築当時の芝居小屋の姿を鮮明に伝えています。

歌舞伎に限らず共同演芸場として親しまれた農村舞台

19世紀末の農村舞台の系譜を持つ舞台であり、共同演芸場として近代的な性格を備えていたとも言われる明治座。大正時代後期には、この地域で多様な娯楽が普及したこともあり、地歌舞伎に限らず様々な分野に芸能を行なう貸し小屋として機能していたという記録が残されています。

第2次世界大戦中には、軍事物資の保管庫として利用されていた時期もあり、他の地歌舞伎と同様に加子母歌舞伎も、昭和30年代から高度経済成長期にかけて一時衰退をしてしまいますが、1972年(昭和47年)、岐阜県重要有形民俗文化財に指定されたことをきっかけに、翌年の1973年(昭和48年)に愛好会が発足。同年10月には「第10回 東濃歌舞伎大会」の会場になり、1974年(昭和49年)には愛好会の名称を「加子母歌舞伎保存会」と改め、加子母歌舞伎の復活と保存の活動を本格化しました。以後、毎年秋には定期公演を開催しています。

平成に入ってからは、クラシックコンサートをはじめ、第十八代中村勘三郎氏の襲名披露公演が開催されるなど様々な催しを実施し、地域の人々にとっての娯楽文化の拠点として親しまれてきました。

2002年(平成14年)には、一般の観光客が見学できるように通年開館がスタート。明治座案内人が場内を解説しながら案内してくれるので、歌舞伎好きのみならず、多くの来場者が訪れているのです。

同時に「明治座維持修復基金」を設立。1口300円の寄付を募り、協力者は自分の名前を書いた木札を明治座の壁に掛けてもらうことができるなど、県内外の人々との交流を図りながら、貴重な歴史的な遺産を守り続けています。

過去に公演された歌舞伎

2015年(平成27年)

  • 第43回 加子母歌舞伎公演会

2014年(平成26年)

  • 第42回 加子母歌舞伎公演会

2013年(平成25年)

  • 第21回 飛騨・美濃歌舞伎大会えな2013
  • 第41回 加子母歌舞伎公演会

2012年(平成24年)

  • 第40回 加子母歌舞伎公演会

2011年(平成23年)

  • 第39回 加子母歌舞伎公演会

2010年(平成22年)

  • 第38回 加子母歌舞伎公演会
  • 東濃の地歌舞伎揃い踏み(ウエルカム21ぎふ)

2006年(平成18年)

  • 十八代目中村勘三郎襲名披露公演

2001年(平成13年)

  • 飛騨・美濃歌舞伎大会かしも2001

劇場情報

劇場名 明治座(かしも明治座)施設情報を見る
所在地 〒508-0421
岐阜県中津川市加子母4793-2
連絡先 0573-79-3611
アクセス 中央自動車道・中津川ICから車で約60分
ホームページ http://meijiza.jp/
設備 舞台(間口19.6m、奥行き7.8m)、1階客席、2階客席(コの字型)、花道、すっぽん、下座、平場、回り舞台と奈落、楽屋、小道具部屋
座席数