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舞台用語集(あ行)



舞台に関する用語(あ行)をご紹介します。

アウトリーチ

アウトリーチ(アウトリーチ)

主に公共機関、文化施設、劇団、楽団などが、芸術に関心のある人たちを増やすことを目的に、街、地域の幼稚園、学校、福祉施設といった市民の生活圏にある小規模な場所へプロのアーティストを派遣し、ミニコンサートやワークショップ、体験プログラムを積極的に行なう活動のこと。参加者がアーティストと直接ふれあい、アーティストを身近に感じることによって、ホールでの公演に出向いてもらえるような関係やつながりを作ることを目的としている。さらに、子供たちを対象にした活動では、アーティストをよく知ってもらい、専門的な視点で舞台や音楽の楽しみ方を伝えることによって、豊かな表現力を育む他、将来的には聴衆としてホールに足を運んでもらえるきっかけ作りを目的としている。

赤っ面

赤っ面(アカッツラ)

歌舞伎において平敵(ひらがたき)、端敵(はがたき)といった悪人の中でも下っ端の敵役(かたきやく)の化粧で、顔全体を赤く塗り、隈取(くまどり)をしている。また、鬘(かつら)は天然パーマのようなちりちりとした髪質をほどこしたものが多い。たいして偉いわけでもないのに大きな態度をとる、性格が悪くて中味がうすっぺらい、すぐに暴力をふるう悪人などにほどこされる。逆に賢い頭で悪事を企む大悪人「実悪(じつあく)」は顔を白く塗ることが多い。代表的な役柄は「俊寛(しゅんかん)」の瀬尾太郎(せのおのたろう)「暫(しばらく)」の成田五郎(なりたのごろう)、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)の頓兵衛(とんべえ)など。成田五郎は腹を出しているため、腹出しとも呼ばれている。

赤姫

赤姫(アカヒメ)

歌舞伎のお姫様役のこと。華やかな赤の地色を使い、花柄の刺繍をあしらった振袖を着て登場することから赤姫と呼ばれるようになった。必ず赤色を着るという決まりはなく、鳶色(とびいろ)や藤色(ふじいろ)の振袖を着ることもある。髷(まげ)をまるく仕立てた吹輪(ふきわ)を結った鬘(かつら)に、銀の花簪(はなかんざし)を付ける。「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」の八重垣姫、「金閣寺(きんかくじ)」の雪姫、「鎌倉三代記」の時姫(ときひめ)を「三姫」と呼び、歌舞伎女形が演じる古典の中でも、気品と美しさが求められ、さらに、困難な状況の中で恋に生きる女を演じるとても難しい大役とされている。また、若い女役を「若女方(わかおんながた)」、中年以上の女役を「花車方(かしゃがた)」と言う。

アクティングエリア

アクティングエリア(アクティングエリア)

セットが組まれた舞台で役者が舞台上で演技を行なうスペースのこと。観客から見える部分を指す。あらかじめ決められたエリアの中でなら自由に動きまわって演技をしても観客席から見ることができるが、エリアから外れると舞台から突然消えたり、照明が当たらなかったりと、演出上の不具合が出てくることもある。また、ステージやセットの大きさによってアクティングエリアの広さが決まる。広すぎるとがらんとした印象を持ち、空間をもてあました寂しい雰囲気として観客に伝わるが、演出上のこだわりで広々としたアクティングエリアを用意することで、作品が持つ繊細な空気、深い背景を伝える効果を狙うことも。反対用語として、観客から見えないエリアをオフステージ(舞台裏)、デッドエリアと言う。

悪婆

悪婆(アクバ)

歌舞伎の女方の役柄のひとつで、惚れた相手のために悪事を働く女のこと。あばずれ。刃物を振り回すこともある。「弁慶格子(べんけいごうし)」と呼ばれる大きなチェック柄の着物を着たり、髪を後ろで無造作に束ねた「馬の尻尾」と呼ばれる髪型をし、啖呵(たんか)を切るなど、粋で歯切れの良い男勝りなせりふ回しと、色気を漂わせているのが特徴。江戸時代の庶民の暮らしを描写した演目、「生世話物(きぜわもの)」に登場し、「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」の喧嘩口調で脅す毒婦「土手のお六(どてのおろく)」、女盗賊(おんなとうぞく)の「鬼神のお松(きじんのおまつ)」、「処女翫浮名横櫛(むすめごのみうきなのよこぐし)」の恋人を助けるために金をゆすりに行く女、切られお富などが代表的な役。

あごあし

あごあし(アゴアシ)

「あご(顎)」は食べるときに顎で噛み砕くため、食事の意味を持ち、古くから飲食代のことを指す。「あし(足)」は交通費を指す業界用語だが、 一般でも交通費を足代と言う。 公演が決まった際、「あごあし付きで」と主催者側が提示した場合、本来のギャランティに加え、食事代と交通費も用意してもらえる。逆に「あごあし込み」の場合は、ギャランティの中に食事代と交通費が含まれる。また、宿泊費のことを「まくら(枕)」と言い、「あごあしまくら」「あしまくら」「あごまくら」付きなど、予算によって様々なパターンがあるが、「あごあし付き」だけで宿泊費込みを指す場合もある。演劇公演の場合、俳優、演出、大道具など大人数のスタッフを要し、移動するにもお金がかかるため、あごあし付きだと経済的な負担を減らすことができてよろこばれる。

浅葱幕

浅葱幕(アサギマク)

歌舞伎劇や演劇で使用する幕のひとつで、浅葱色をしている。浅葱色とは日本の伝統色で、緑がかった薄い藍、青、水色のこと。舞台全体に吊り下げられたこの幕を、柝(き)の音を合図に振り落とすことによって(「振り落とし」と呼ぶ)、瞬間的に場面が変わり、豪華な舞台装置や俳優の姿が登場する。また、場面の後半に浅葱幕が振りかぶせられ(「振りかぶせ」)次の場面転換へのつなぎとしての背景としても使われる。同じ「道具幕」の仲間には、波が描かれた「浪幕(なみまく)」、死んだ役を舞台からはけさせるときに観客から見えないよう後見が覆う「消し幕」、 塀を描いた「網代幕(あじろまく)」、演奏者が舞台へ上がる、下りるのを隠したり、演奏者が演奏していない間に張る「霞幕(かすみまく)」などがある。

アドリブ

アドリブ(アドリブ)

語源はラテン語のアドリビトゥム【ad libitum】。思うままに、気ままに、演奏者の自由に任せるという意味を持つ上演芸術における用語。演劇ではセリフを忘れたとき、相手がセリフを間違えたときといった緊急時の他に、会場の雰囲気、その日の気分などで台本からはみ出し、即興で言葉を発すること、コンサートでは譜面にないメロディを奏でたり、編曲をしたりすることを指す。しかし、演劇の場合は台本が意図することを深く理解し、音楽では、例えばジャズはコード理論を熟知したものでないと、アドリブによって作品を壊してしまう可能性も。演劇では基本的には観客に分からないように、進行に支障がないように回避するためのもので、伝統を重んじる内容の演劇では、アドリブは好まれない。

あり物

あり物(アリモノ)

スピーカー、迫り(せり)、奈落(ならく)、平台といった舞台セットや道具、照明の設備など、公演を行なうホールや劇場にあらかじめ備えてある物で間に合わせること。また、劇団が所有している衣装や小道具など、新たに発注して作らなくても済む物を言う。コンサートの場合、マイクやグランドピアノなど。会場によって揃っている物といない物がバラバラなので、上演の契約をした際、搬入のときに慌てなくて済むよう、事前に問合せて調べておくことが大事とされる。 衣装や小道具をあり物で間に合わせることで予算の節約になるが、芸術性、創造性を高め、 観客を魅了させるためにも、また、芝居の水準、演者のモチベーションを上げるためにも、芸術家や衣装作家に発注をする公演も少なくない。

アングラ演劇

アングラ演劇(アングラエンゲキ)

「アングラ」は地下の意味を持つアンダーグラウンド【underground】を省略したもの。1960年代にアメリカで生まれた地下運動で、根底には反体制主義、反商業主義の思想を持ったリアリズムを主体とした芝居、新劇に対するアンチテーゼ(哲学の考えのひとつ。最初の命題とは反対の説を唱えること)とした小劇場演劇のこと。日本では1960年代中頃〜70年代にかけてアクティブに行なわれ、革新的でアヴァンギャルドな表現はセットや脚本などに頼らず、役者の肉体と空間から放たれる力で芝居を展開していく非日常的で実験的な舞台だった。唐十郎の状況劇場、寺山修司の天井桟敷、早稲田小劇場、劇団黒テントが有名。現在も演劇のスタイルのひとつとして存在する。前衛的な文化、サブカルチャーとして位置付けられることが多い。

暗転

暗転(アンテン)

ストーリーの場面が変わるとき、照明を消した中で舞台転換を行なうこと。セットを換える、死んだ役の俳優が舞台からはけることの他に、それらを目を凝らして観察する観客の楽しみ、つかの間の観客の休憩時間などの効果もある。緞帳(どんちょう)のすぐ後ろに設置してある黒い幕、「暗転幕」を使い、幕の中を明るくしてすみやかに舞台転換する場合もある。転換の時間も公演中になるため、場面のつなぎ目としてスピードや見せ方も重要で、スムーズに行なえるよう本番前に裏方が転換稽古を行なう。対語は「明転(あかてん・めいてん)」。照明を付けたままの明るい状態で舞台転換をするため、ストーリー性を持たせる、舞台装置が変化していく様子を見せる、役者が舞台とともに動くことで時間の経過を表現することもある。

衣装、衣裳

衣装、衣裳(イショウ)

俳優や歌手、ダンサーなどが舞台で着用する衣服のこと、または、衣装を作る人、衣装を管理する役割。演劇の場合、演出家、舞台監督といった関係者が立ち合い、俳優が試着して舞台で使う衣装を選ぶことを「衣装合わせ」と言う。衣装と役柄がイメージに合っているか、サイズ、形、色合い、柄など、細かいところまでチェックをしながら決めていく。ミュージカルや大掛かりな舞台などでは衣装作家に制作を依頼し、作品に合うものをデザインして作ることもある。役柄、動き、ストーリーの背景にあるものなど、作品をより深く観客に楽しんでもらうために、打ち合わせを繰り返しながらデザイン、素材や色などを選び、作り上げる。衣装デザイナー、衣装作家になるには、芸術大学や服飾系の専門学校へ通うのもひとつの手段。

板付き

板付き(イタツキ)

開幕時や暗転後に舞台の幕が開いたとき、俳優が袖から登場するのではなく、すでにステージ上の立ち位置に俳優がいること。緞帳(どんちょう)が開き、ステージに照明が付いたタイミングで演じはじめる。板の意味はステージの床が板でできており、その板の上に俳優が付いていることからそう言われるようになった。ダンスの場合は、すぐに踊り出せるよう、幕が開くまでじっとポーズをしたままでいることを言い、テレビ業界では最初からセットの中に司会者や出演者などがいることを指す。言葉としては、「板付きでスタートする」「登場に時間がかかるから板付きでお願いします」などと使う。また、俳優が舞台の袖で登場を待つことを陰(影)板(かげいた)と呼ぶ。

1ベル

1ベル(イチベル)

お客様に劇場に入ってもらう「客入れ」のときに鳴らすブザー音や鐘のこと。 通常は開演5分前に鳴らし、キャストやスタッフへあと5分で開演することを知らせたり、ロビーやトイレ、喫煙所などにいるお客様へは「もうすぐ始まるので早く席に着いて下さい」と着席を促し、ステージへの期待感をあおる役割を持つ。開演直前に鳴るベルは「2ベル」「本(ほん)ベル」と呼ばれ、鳴り終わったらすぐに開演する。1ベルから2ベルまで5分間しかないので、1ベルが鳴ってあわてて席に着いてまわりのお客様に迷惑をかけるよりも、1ベルが鳴る前に上着を脱ぎ、鞄を足もとに置くなどして準備を整えておくのもマナー。 また、公演終了後の「客出し」のときはBGMを使うことが多く、演出家や監督がこだわりの選曲を聴きながら会場をあとにするのも楽しみのひとつ。

一文字

一文字(イチモンジ)

正確には一文字幕だが、主に一文字と呼ばれている。舞台上部に緞帳(どんちょう)と平行に吊られた横長の細い黒い幕。舞台の間口いっぱいに張られている。その前後にある照明器具や吊り物など、目障りになる部分が観客に見えないように隠すためと、舞台面にしまりをつける役割を持ち、舞台監督や照明担当のこだわりや工夫がほどこされている。普通は複数の幕が張られており、緞帳から近い準に第1一文字、第2一文字、第3一文字、あるいは、一文字、二文字、三文字と呼ぶ。 漢字の「一」のようにまっすぐ横に張られていることから名付けられた。また、体育館などの舞台にある一文字は、最前部に張られ、フリンジなどで装飾されている。中央に市章や校章を入れることが多い。水引幕とも言う。

色悪

色悪(イロアク)

歌舞伎で敵役(かたきやく)と呼ばれる悪役の一種。ルックスが良いことが特徴。女を平気で裏切る冷血さ、悪事を働くずるがしこさを持っている。代表的な作品として、「東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)」でお岩を毒殺する夫、民谷伊右衛門(たみやいえもん)、「法懸松成田利剣(けさかけまつなりたのりけん)」の序幕「色彩間苅豆」(いろもようちょっとかりまめ)」の与右衛門(よえもん)など。また、「祇園祭礼信仰記」(ぎおんさいれいしんこうき)の松永大膳(まつながだいぜん)のように悪役の中でもっとも悪い役を「実悪(じつあく)」、「暫(しばらく)」の清原武衡(きよひらのたけひら)のような出世欲の強い身分の高い公家を「公家悪(くげあく)」と言う。

インカム

インカム(インカム)

番組のカメラマン、AD、生命保険のオペレーター、通販のテレフォンアポインターなどが使っているのをテレビで見かけるイヤホンとマイクが付いた通信システム、通信装置、通信機器で、インターコミュニケーションを省略したインターカムをさらに略した和製英語。ヘッドフォンのように頭部から装着し、手を使わずに通信できるこの機器は、舞台では舞台裏、照明、音響のオペレーションルームにつながっており、電話やトランシーバーよりも素早く通信ができる。また、複数での伝達が可能なので、観客に分からないように舞台監督の指示、スタッフ間の意思伝達をすることができ、プログラムをスムーズに進行させるのを助けてくれる。有線と無線とがある。英語のインカミング【incoming】を略してインカムと呼ぶが、この場合は収入の意味。ゲーム業界では売上のことを指す。

イントレ

イントレ(イントレ)

足場、土台のこと。 本来は建築現場で見かける鉄パイプをつないで何層ものやぐらに組み立てる仮設の足場のことを言うが、強度があり、簡単に組み立てられ、高さもあることから野外の仮設ステージや舞台でも照明を設置するためによく使われている。映画やテレビの撮影では高い位置から俯瞰で撮影するときに使う。語源は、映画「イントレランス(INTOLERANCE)」(D・Wグリフィス監督/1916年・大正5年)から。映画を撮影する際、スポットライトなどを設置するために多く使用された。以来、映画、舞台、テレビの業界ではこの映画のタイトルを略して、鉄パイプでできた仮設の足場をイントレと呼ぶようになった。ちなみに、映画のタイトル INTOLERANCE は英語で耐えられないこと、不寛容の意味で、鉄パイプや足場とは一切関係ない。

ウェルメイド、プレイ

ウェルメイド、プレイ(ウェルメイド、プレイ)

ウェルメイド【well-made】はできの良い、構成のしっかりしたという意味で、プレイ【play】はこの場合、演劇のこと。巧みな脚本、構成で、ストーリーの構築が論理的にもしっかりとしている劇を指し、演劇のジャンルや作品のクオリティ、傾向として用いられる。もともとは19世紀ごろのフランスの劇作家によって発展した。当時は、複雑で質の高いストーリー、構成の一部が本質とつながっているサスペンス、クライマックスではすべての疑問が解決する、そして、ハッピーエンドを必要条件とする技術的な方式だった。 古典芸能や難しくて堅苦しい演劇が主だったが、意外性に富み、一般でも分かりやすく楽しめるストーリーを展開することで演劇を身近なものにした。日本では三谷幸喜が代表的。

SE

SE(エス、イー)

サウンド・エフェクト【sound effects】の略で、舞台演劇、映画、テレビなどの演出のひとつとして用いられる音響効果のこと。舞台演劇では扉の開閉、足音、車のエンジンや電車、踏切、銃音といった効果音に加え、照明と同じくストーリーを演出するための役割として、音全体のことを指す場合が多く、俳優の動きにタイミング良く合わせるため、重要な仕事とされている。また、ホール・劇場によって音の響き方がちがうため、ホール・劇場の大きさ、造り、音の響き方をよく理解してから音響効果を考える必要がある。歴史は古く、西洋では1600年ごろがはじまりとされ、1800年代では当然のように使われていた。日本では古くから歌舞伎の世界で風の音を作る風車、雨音を作る雨うちわなどの道具や、太鼓、打楽器を使って雰囲気を演出していた。

江戸三座

江戸三座(エドサンザ)

江戸町奉行所に興行を許された3つの歌舞伎の芝居小屋のこと。「中村座」「市村座」のちに守田座になった「森田座」を指し、官許三座(かんきょさんざ)、公許三座(こうきょさんざ)とも言われ、大正末期まで歌舞伎界をリードする芝居小屋だった。 歌舞伎が庶民の娯楽として定着し、それまで河原や境内で行なわれていたのが、1624年に江戸に初めて芝居小屋ができて以来、あらゆるところに芝居小屋が建つようになった。しかし、火事の多かった江戸時代では、大きな芝居小屋に火がつくと、たちまち周囲の町家に燃え移り、広範囲にわたって火災が発生してしまうことから、芝居小屋を整理し、三座と、のちに廃座した「山村座」に限って櫓(やぐら)を上げることを許可した。 山村座を含めて江戸四座と呼ばれていた。

演出家

演出家(エンシュツカ)

脚本を具体的なイメージに転換して舞台を創り上げる専門家。舞台を作るにあたって最終的な決定権を持っている。戯曲、脚本を深く解釈し、作品を観客にどのようなスタイルで見せるかコンセプトを決め、俳優、舞台美術、照明、音楽、衣装と一緒に作業を進めながら、作品の世界をひとつにまとめていく。稽古では俳優が解釈しきっていないストーリーの内容、空気を手助けしたり、自分のイメージする演技へ近づけるように導いたりするが、俳優からの提案やインスピレーションに影響を受けて最初のコンセプトを変更し、より観客が楽しめる舞台を構築することもある。舞台本番からは舞台監督に引き継がれる。日本の代表的な演出家として、蜷川幸雄、野田英樹、ミュージカルでは宮本亜門など。

オーケストラピット

オーケストラピット(オーケストラピット)

ミュージカルやオペラといったオーケストラを必要とする公演の場合、お客様が指揮者や演奏者ではなく、演技や歌唱に集中できるよう、舞台すぐ前の客席から一段下げたところに作ったオーケストラ専用のスペース。 客席からは見えない場所で、舞台の展開に合わせて演奏される。また、くぼみに配置することで、歌手の声の響きをオーケストラの大音量で遮らない役割も持つ。ピット【pit】は穴の意味で、構造的には普段は客席として使っている前側の一部分が可動式、または、オペラ専門の劇場ではエレベーターになっており、その部分だけ床ごと上げ下げできる。客席の床を外すことでオーケストラピットになる劇場やホールもある。オーケストラピットを使うとき、通常使われている客席は動かして収納できる仕組みになっている。オーケストラボックスとも言う。

大入り

大入り(オオイリ)

興行が成功し、たくさん客が来たことを「大入り」と言う。大相撲、寄席、歌舞伎、演劇などで客が多く入ったときは、関係者に慰労と祝儀をかねて「大入り袋」を配る習慣がある。大入り袋はたいてい紅白のハガキ大の袋で、勘亭流で書かれた「大入り」などの文字が印刷されている。袋は大きいが、入っているのは少額なことがほとんどで、5円・50円・500円といった5が付く数字のお金を入れ「ご縁」があるようにという縁起を担ぐ。袋の右上には大入りになった日付と渡す相手の名前が手描きされることが多い。中身は使い、袋は楽屋に飾るというのが基本的なルール。演劇の1ヵ月公演などでは、出演者はこの大入り袋を化粧前と呼ばれるメイクをする場所に飾り、30日の公演中に何日大入りが出るかと芝居の励みにすることもある。

大道具

大道具(オオドウグ)

建物、野原、海などの背景、樹木、岩石、家具などの舞台美術のことを指す。公演中は場面転換の際にはダイナミックに背景を動かす、雪を表現するために紙吹雪を降らせる、タイミング良く襖(ふすま)を開けるのも大道具の役割。作業は分担制になっており、木材で屋根や壁といったベースを作る生地屋、そこに和紙を張る張り物屋、さらにそこに絵描きが色を付けて完成させていく。すべてのパーツを舞台に組み立てるのも大道具の仕事。歌舞伎からはじまった古い歴史を持つ大道具は、経験を積み重ね、どんな注文にも応えられるよう常に向上心を持って技を磨かなければならない職人。伝統的な技を後継者に伝え、裏方として舞台を支えている。小道具は大きさに関係なく劇中で役者が使う物。

押す

押す(オス)

定刻の時間より進行が遅れて開演、閉演すること。開演・閉演時間をしっかり守るのが鉄則だが、定刻近くになってもお客さんの集まりが少ないときにもう少し待つ、または開演前にトラブルがあった場合に開演時間を押す場合がある。また、ステージが長引いた場合も「終了時間が押した」という言葉を使うが、お客さんの交通機関の都合などを考慮し、あらかじめ終演時間を長めに設定することが多い。時間を押すことになった場合、主に舞台監督や舞台監督助手が判断をし、「5分押しで開演します」など伝える係が楽屋をまわって俳優やスタッフに伝える。また、予定時間より進行を早めること、急ぐことを「巻く」と言い、開演時間前に始めることを「盗む」と言う。オンタイムは予定通りの時間で進行すること。

小忌衣

小忌衣(オミゴロモ)

歌舞伎で、武家や公家など庶民からかけ離れた話題を扱う「時代物」に登場する衣装で、武家、公家といった身分の高い人を演じるときに着る想像上の衣服。襟のまわりをびらびらとヒダを付けた布でぐるっと囲んで、首の後ろで襟を立たせた様は、まるでエリマキトカゲのよう。裾は引きずるようになっており、金や銀の糸で豪華な刺繍がほどこされ、派手な作りになっている。「義経千本桜-川連法眼館(かわづらほうげんやかた)」では源義経(みなもとのよしつね)が、「祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)」では松永大膳(まつながだいぜん)が身にまとっている。本来の小忌衣は、大嘗祭(だいじょうさい)、新嘗祭(にいなめさい)といった神事に奉仕する官人、小忌人が着る斎服のこと。

女形

女形(オンナガタ)

歌舞伎の女性役のことで、それを演じる俳優のこと。女方とも書く。江戸幕府が1629年(寛永6年)に女性が歌舞伎を演じることを禁止したため、男性が女性を演じるようになったという説が残る。大胆な行動をし、恋に生き、気品に溢れた可憐な女性「赤姫(あかひめ)」、まっすぐな性格で情熱を秘めた商家の娘「町娘」、御殿の女中や官女「片はずし」、かいがいしく夫の世話をする「世話女房」、「傾城(けいせい)」と呼ばれる遊女役などを指す 。しかし、同じ女性役でも女形と呼ばないものもある。老女、尼、女性の敵役、女性の道化役、子役が演じる幼女などがその類い。また、座頭(さがしら)の相手役をするなど、その公演に登場する女形の中でも重要な女形を演じる俳優を立女方(たておやま)と呼ぶ。 男性役を演じる俳優は立役(たちやく)と言う。

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