日生劇場のご紹介
ここでは、日生劇場の歴史や、過去に公演された歌舞伎についてご紹介していきます。
村野藤吾氏による昭和を代表する建築

日本生命保険相互会社が、創業70周年を迎えたことを記念して建設された日生劇場。1959年(昭和34年)7月7日に着工し、1963年(昭和38年)9月16日に竣工しました。
設計は著名な建築家である村野藤吾氏が担当。日本生命日比谷ビルの中にあり、昭和を代表する建築のひとつとして、今なお高い評価を得ている建築物でもあります。
建物の規模は、地下5階地上8階建て、建築面積3,549.13平方メートル、建築延総面積は約42,878.78平方メートル。8階の一部に国際会議場、及びその附属室が配置されている他は、概ね建物は平面的にも立体的にも二分されて、一方が会社の事務用部分、もう一方が劇場部分になっています。
建物の特徴は、淡紅色の万成石による重厚な外装です。その壁面にはバルコニーのように凹んだオリエント風の窓や黒の紋様の手すりなどがあり、劇場へ続く道には大理石のモザイクが。また、劇場の1階は素通しガラスで囲まれ、玄関ホールにはギリシア建築を思わせる柱、白い大理石の床が目を引きます。劇場客席へと昇る大階段やらせん階段には赤い絨毯が敷かれ、優雅な気分を演出。劇場の中へと足を踏み入れると、壁や天井などすべてが曲面で構成されており、ガラスタイルの色鮮やかなモザイク柄を施した壁面、アコヤ貝をあしらった天井などが、非日常のひとときへと誘ってくれます。
「親子で楽しむ歌舞伎」などで歌舞伎文化を次世代へ
日生劇場の杮落し公演は、10月20日のベルリンドイツオペラ「フィデリオ」でした。その後、オペラや演劇、ミュージカル、コンサート、歌舞伎などの一般公演に加え、ニッセイ名作劇場、ニッセイオペラ、ファミリーフェスティヴァルといった制作公演も開催。また、人気歌舞伎俳優による歌舞伎の公演をはじめ、「親子で楽しむ歌舞伎」を開催するなど、次世代へ向けた歌舞伎文化の訴求にも積極的に取り組んでいます。
過去に公演された歌舞伎
2013年(平成25年)
- ファミリーフェスティヴァル「親子で楽しむ歌舞伎」
- 日生劇場 二月大歌舞伎
2012年(平成24年)
- 日生劇場 坂東玉三郎特別公演「日本橋」
- 滝沢歌舞伎 2012
2011年(平成23年)
- 日生劇場 十二月歌舞伎公演
- 日生劇場 坂東玉三郎特別舞踊公演
- 滝沢歌舞伎 2011
2010年(平成22年)
- 日生劇場 十二月大歌舞伎
- 日生劇場 三月花形歌舞伎
劇場情報
劇場名 | 日生劇場![]() |
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所在地 | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-1 日本生命日比谷ビル内 |
連絡先 | 03-3503-3111 |
アクセス | 東京メトロ千代田線・日比谷線・都営三田線「日比谷駅」A13出口より徒歩1分 東京メトロ有楽町線「有楽町駅」より徒歩10分 東京メトロ丸ノ内線「銀座駅」より徒歩10分 |
ホームページ | https://www.nissaytheatre.or.jp/ |
設備 | 1階:舞台、1階客席、ロビー 中2階・ピロティ:G.C(中2)階客席、中2階ロビー、 レストラン「春秋ツギハギ」、
2階:2階客席、2階ロビーレストラン「カフェ・ア・ラティエンヌ」 |
座席数 | 全1,330席 |