オシャレが詰まった劇場
「世田パブ」の愛称で親しまれている劇場です。三軒茶屋駅から直結のキャロットタワーの3階にあります。いろいろなお店が入っていてたくさんの人がその建物の中に訪れますが、しっかりと劇場は作り込まれていてロビーの扉から一歩中に入れば雑音がなくなるような空気さえ感じられます。
とても上品なデザインで客席までの階段でさえもオシャレです♪ロビーではこれから上演されるフライヤーが置かれていたりするので今後の作品もチェック出来ます。
客席の形は丸みがあって舞台を覗くような造りをしていて端の席でもそこまで見切れることなく観劇できます。椅子の座り心地も悪くなく、長時間でも耐えられます。2階席、3階席でも観やすいと思います。
そしてこの劇場の天井には空が描かれているんです。初めて足を運んだときにはとても驚いて、演劇はその昔外で行われていた歴史もあったからなのかと思っていたら、実際には窓ガラスにして本物の空が見えるようにする構想があったらしいです。それを思い付いて計画を立てていたという世界があることに驚きました!残念ながらなかなか難しく実現には至らなかったようですが、こうしてイラストとしても残したところにとてもロマンを感じました。
劇場は、額縁がついたプロセニアム形式と、その額縁を外した状態のオープン形式を作ることが出来ます。舞台上もずいぶん広く奥行きもかなりあり、そこまで役者さん行けるんだ!とビックリするくらいの遠近感が作られていました。盆という舞台上が回って美術の転換も出来る機構があり、その盆を使った演出が私は大好きで、行くたびにいろいろと観察してしまいます。
劇場はワクワクがたくさん詰まった場所ですが、併せて劇場内のスタッフの皆さんもとても丁寧で優しくて制服も綺麗でかっこいいんです。是非世田パブに行った際にはスタッフさんの制服にも注目して見てほしいです♪こちらは最初にお伝えした通り三軒茶屋駅が最寄り駅となり、終演後に余韻に浸れるカフェや飲食店がたくさんあるので、立地も最高でした。