新宿 末広亭
私にとっては、想い出深い場所です。
社会人になって間もない頃、いわゆる「5月病」になっていました。
「一体、自分は何の為に仕事してるんだろう・・・」って、
意を決して、部長に辞表を出しました。
部長は、私の肩をポンと叩き、
「分かった、ちょっと付き合え」と当時の会社近くのこの寄席に連れていってくれました。
浅草育ちの私は寄席が大好きで、演目の半ば過ぎには、
大笑いしていました。
出てきた時、部長は「お前は真面目すぎるし、だから表情が固い、いつもその笑っている顔をしながら人に接すれば必ず結果でてくる。人生落語みたいなもので、あとになれば辛い事もみんな笑い話だ。騙されたと思って、もう少し頑張ってみろ」
と仰ってくれました。
この建物の前になるとジワっとくるものがあります。