歌舞伎座
東京都中央区銀座四丁目に位置する歌舞伎座。歌舞伎座の歴史は大変古く、開業は明治22年までさかのぼります。大きな舞台規模や最新の設備など当時の最先端技術をほこる劇場だったようです。現在の建物は、これまでに4回立て直している為、第5期と呼ばれ、建築家の隈研吾氏による外観デザインで9年ほど前に生まれ変わりました。劇場背面に高層オフィス棟である歌舞伎座タワーがそびえ東銀座の新たなランドマークになっています。同時に地下広場「木挽町広場」ができ、数々の土産物ショップやお弁当売り場などがあり賑わいをみせています。切符売り場もあったり、歌舞伎座を象徴する大きな提灯が飾られていたりと、否応なしに芝居見物への期待が膨らむ空間です。また歌舞伎座タワー5階フロアには歌舞伎座ギャラリーがあり、展示などを見ることができます。また屋上庭園へも出られます。観劇予定がなくても、つまりチケットがなくても、木挽町広場と5階フロアへは入ることができるので、機会があったらお立ち寄りをお勧めします。木挽町広場は地下鉄東銀座駅に直結しており便利です。歌舞伎と聞くと高尚な伝統芸能のイメージをもち、敷居が高く感じられる方もいるかもしれませんが、歌舞伎座には何種類かのチケットがあり、もちろん1階桟敷で贅沢な鑑賞もあこがれですが、手頃な価格の4階一幕見席もあるので、色々試してみるのも良いかもしれません。かくいう私も歌舞伎鑑賞はまだまだ経験が浅いこともあり、目下の観劇スタイルは、2階席、3階席の舞台全体を見渡せる席で、プラス、イヤホンガイドを利用することです。舞台進行に合わせてあらすじなどを解説してくれます。歌舞伎通の友人が進めてくれたのですが、使ってみると色々勉強になり、これはこういうことだったのかと感心しきりでした。いずれはガイド無しにも舞台を理解できるように、経験をつんでいきたいと思います。そしていつかあこがれの桟敷席を体験してみたいと思います。