

東京建物 Brillia HALL(ブリリアホール)は、東京都豊島区にある劇場です。ビックターミナル池袋駅近くでアクセスはとても便利です。正式名称である豊島区立芸術文化劇場からわかるとおり公立の劇場です。豊島区が旧豊島公会堂や旧区役所が立ち並んだエリアを再開発し、そのエリアはHareza池袋として生まれ変わり、その中に東京建物ブリリアホールも所在しています。2019年、令和元年に華々しくオープンしました。私は近隣区出身で、旧豊島公会堂は高校時代の部活の演奏会でお世話になった場所でもあり、かの地にはひとかたならぬ青春の思い出があります。再開発が決まった時は残念に思う気持ちもありましたが、新しいブリリアホールには次世代への期待を込めてオープン前から注目し、当然のようにこけら落とし公演に通いました。真新しく近代的な意匠や設備の中、不思議と劇場内に足を踏み入れると、懐かしい空気のにおいを感じました。柔らかな印象の劇場空間と思い出がそうさせたのかもしれません。客席は3層で、合計1300席数ほどの規模です。ストレートプレイやミュージカルを主に興行しています。私もこけら落とし公演を皮切りに数回訪れています。劇場改札へはエントランスからエスカレーターで上へ上ります。エスカレーター隣の赤い階段が印象的でオープンエントランスの為にとても目立ちます。隣接するとしま区民センターとはデッキでもつながっていて、出入りが可能です。観劇の幕間には区民センター側のトイレの利用もでき混雑緩和に役立っています。劇場前には広場があり、小休憩や待ち合わせの場になっています。付近は、映画館棟や様々なショップ、飲食店があり賑わいを見せています。池袋駅周辺には、西口側に平成2年に誕生した東京芸術劇場があり、こちらは2000席ほどのコンサートホール、演劇中心の中・小ホールを備えています。また、東池袋のサンシャインシティには昭和53年にオープンした客席数800ほどのサンシャイン劇場があります。そして、東口にこのブリリアホールができ、ますます文化・芸術の街としての勢いが感じられます。